『彼方のアストラ』を初めて観た感想

彼方のアストラ_1

 

はじめに

Twitterのフォロワーさんから『彼方のアストラ』はいい作品だよと教えてもらったので、今回は『彼方のアストラ』を初めて視聴してみました。この作品の感想について簡単に述べていくので、『彼方のアストラ』を観たことがある方は内容を思い出してみてください。

 

第1話 PLANET CAMP

ジャンプ主人公(?)のカナタ

第1話は1時間分もありました。みんなで仲良く惑星キャンプとはやはりならず、謎の球体に飲み込まれて宇宙空間へと飛ばされてしまいました。宇宙船がなかったら全員死亡していたと考えると恐ろしいです。そして、何が何でも宇宙に取り残されていたアリエスを助けようと行動したカナタはかっこよかったです。この作品で一番好きなキャラはカナタかもしれません。ここから時間をかけて元の惑星を目指していくぞという展開になり、第1話からワクワクしました。

 

第2話 WILDERNESS

未知の生物にワクワクするアリエス

カナタ達は早速第1の惑星ヴィラヴァースに到達しました。謎の球体がまた現れましたが、あれは一体何なのでしょう…?今回はフニシアがピンチになりましたが、運動神経抜群のカナタがまた体を張って助けに行っていたのがかっこよかったです。カナタは普段は頼りないですが、いざという時はめちゃくちゃかっこよくなるので、やはり好感を抱けます。この回に出てきた植物が、いろいろとこの回の終盤の伏線になっていたのもすごいなと思いました。

 

第3話 METEOR

ぼっちのウルガ

宇宙船の通信機が仲間の中の誰かが切断したと判明し、驚きました。カナタは一応推理していましたが、全員怪しくないようで怪しい感じでした。そして、自分たちは殺されるために集められたのではないかという話になり、楽しげな雰囲気は曇っていきます。とりあえず今回は宇宙船の故障によるピンチを全員で協力して切り抜けて話は終わりました。みんなで協力して窮地を乗り越える展開はやはり観ていて面白いです。ウルガーには何か裏がありそうですが…。

 

第4話 STAR OF HOPE

フニシアにくさいと言われるキトリー

第2の惑星シャムーアに着きました。通信機を破壊した刺客を捜すのはやめようという話になりましたが、この中に犯人がいるとはとても思えないのでずっと犯人は誰なんだろうと考えながら『彼方のアストラ』を終盤まで観ていました。そして、今回はユンファに焦点を当てた話となっていましたが、明らかに地味だったユンファはまさかの歌姫枠でした。カナタもみんなのために奮闘していてかっこよかったです。やっぱりカナタはキャプテンです。

 

第5話 PARADISE

この後髪を切るユンファ

カナタ達が宇宙を冒険している間に、行方不明になったアリエス達の親が集まっていましたが、アリエスの母親以外は何だか全然辛くなさそうでした。少し怪しいです。そして、カナタ達はそんなことも知らず、3つ目の南国の楽園みたいな惑星アリスペードで楽しそうに過ごしていました。平和過ぎて恋愛的な話も展開されましたが、最後にウルガーが銃をルカに突き付けて話は終わってしまいました。これはウルガーが刺客と見せかけて刺客ではないパターンでしょうか…?アリエスがカナタのことが好きなのはわかりましたが、カナタが鈍感すぎて面白かったです。

 

第6話 SECRET

身体が特徴的なルカ

ウルガーは自分で刺客ではないと言い、個人的な恨みでルカを殺そうとしていました。銃はたまたま宇宙船で見つけただけみたいです。ウルガーの過去は悲しいものでしたが、ルカはルカで複雑な事情を抱えていて、ウルガーはルカを殺せませんでした。そして、津波が来てウルガーがピンチになりましたが、いつも通りカナタが頑張ってくれたので助かりました。ウルガーもみんなに協力的になり、これで全員の絆がまた深まりました。一番好きなキャラはカナタですが、二番目だとウルガーな気がします。

 

第7話 PAST

実は転校生だったシャルス

シャルスが転校生だということを隠していて、一気にシャルスが怪しくなりますが、シャルスの事情を知って温かい雰囲気になりました。第4の惑星イクリスに着きましたが、植物に襲われたりした影響で宇宙船は航行不能となり、一気に絶望的になりました。この話で気づきましたが、ウルガーがカナタのことを大将と呼んでいるのが個人的にすごく好きです。これはどうするんだろうと思っていたら宇宙船が見つかり、中にあった人工冬眠装置から女の人が出てきて話は終わりました。彼方のアストラは毎話、続きが気になるところで終わってしまうので何だかもどかしいです。

第8話 LOST AND FOUND

12年間眠っていたポリーナさん

冬眠していたのは宇宙飛行士のポリーナさんでした。そして、壊れた宇宙船二つの壊れていない箇所同士を連結することにより、宇宙を飛べるようになったので安心しました。ポリーナさんが2063年という西暦を聞いて「何も起きてない!?」と驚いていたのが気になりますが…。今回もカナタの運動神経と熱意が見られて満足です。そして、DNA鑑定によりキトリーとフニシアが同一人物だと判明して今回は終わります。本当に毎回続きが気になる終わり方をするので、ずるいです。

 

第9話 REVELATION

やはりキャプテンなカナタ

カナタ達は全員親のクローンだという仮説になりました。それは親と言えるのでしょうか…?そして、カナタの親達が同時期にクローンのことについて話していたので、結果としてそれが事実だと判明します。それだけでなく、最近出番が無かったあの謎の球体も誰かが作ったものだと判明し、頭が混乱してしまいました。アリエスのお母さんだけは普通の人な気がしますが…そういえばアリエスとアリエスのお母さんって見た目が全然似てませんね。アリエス達が悲しんでいるところで、俺たちが家族だ!と叫んだカナタが流石すぎました。ポリーナは地球、カナタ達は惑星アストラを目指していたという事実がここで判明したのですが、ここでアストラという名前が出たのが衝撃的でした。最近衝撃的なことが多すぎてめちゃくちゃ面白いです。

 

第10話 CULPRIT

刺客が誰か判明するきっかけとなったアリエス

アリエス達とポリーナが歴史の確認を行いましたが、ある時点で歴史の分岐が起きていました。そして、あの最初の宇宙船の近くにあった氷の惑星は地球だったと判明します。他にもいろいろと判明していった気がしますが、ここには書ききれないです。話が進むにつれていろいろと謎が解明されたり伏線が回収されたりするのが本当に気持ち良いです。さらに、惑星アストラの前の最後の惑星ガレムに到達しましたが、ついに刺客が判明しました。最初にウルガーが刺客だと言われた時はミスリードかなと思いましたが、実際にその通りであり、本当の刺客はシャルスでした。ここまでこの作品を観てきて、どのキャラにも愛着が湧いていたので、刺客は誰でもないってオチがいいなと思っていましたが、とうとう刺客が判明して悲しかったです。

第11話 CONFESSION

シャルスの話を聞くメンバー達

シャルスは自分がクローンだと最初から知っており、衝撃の事実を次々と話していきました。そして、アリエスは王女のクローンであり、シャルスはアリエスを特別扱いしていたみたいです。王女の名前を反転させるとアリエスになるというのも衝撃でした。シャルスがいろいろと喋った後、シャルス以外のメンバーがシャルスに声をかけていきますが、やはりウルガーが一番最初に「一緒に帰るぞ!」と言っていたのが印象的です。最後にシャルスは自分だけワームホールに入って死のうとしますが、カナタが飛び込んでいきます。そして、カナタの右腕だけが飛ばされたのですが、ここでカナタが「俺の右腕になれよ」と言った伏線回収が気持ち良かったです。覚えていませんでしたが、第1話でもシャルスはカナタに右腕を差し出していたようで、本当にこの作品すごいなと思いました。伏線回収がすごすぎて語りきれないです。

第12話 FRIEND-SHIP

全然余裕そうなカナタ

最終回も第1話みたいに1時間分ありました。シャルスの口からまたいろいろと語られましたが、西暦が惑星アストラにて100年戻ったというのが一番驚きました。ポリーナの年齢が一気に上がりました。アリエスのお母さんへメールを送るのをみんなでやっていたのがとても良かったです。そして、クローン製造に関わった親たちは逮捕され、みんなは無事惑星アストラに帰ってきました。ハッピーエンドになって本当に良かったです。最後に7年後のカナタ達が描かれますが、みんなは7年後も仲が良いみたいで安心しました。ウルガーはめちゃくちゃイケメンになっていましたし、アリエスはカナタと結婚することになっていましたし、カナタの義手も便利そうなものでした。最後カナタとザックとシャルスが宇宙へと旅立ちますが、みんなが映った写真を持っていっていたのがすごく嬉しかったです。カナタの先生も映っていて満足です。

 

おわりに

話が進むにつれてたくさんの事実が判明したり伏線が回収されたりして、本当に面白かったです。1クール分にここまで詰め込まれていて充実していました。他にも述べたいことがあるのに、多すぎて述べきれない程です。

 

彼方のアストラの原作者はあのスケットダンスの方らしいのですが、所々でスケットダンスを思い出させるようなギャグがあり、懐かしい気持ちになれました。彼方のアストラは良作でした。ありがとうございました。