ヒッチハイクの体験談【名古屋→京都】
いろいろな事情がありまして、2022年7月中旬に人生初めてのヒッチハイクを行いました。
この記事では、ヒッチハイクを行うことになったきっかけやヒッチハイクの道中の思い出、ヒッチハイクを乗り越えて僕が感じたことなどを長々と述べていこうと思います。
(ヒッチハイクの内容を第一に知りたい方は、目次の2番からお読みください。)
1. ヒッチハイク前日の出来事
1.1 名古屋駅でスマホを無くした
僕は関西に住んでいるのですが、とあるイベントが開催されていた関係で、数日間名古屋に滞在していました。
この日の午後2時か3時辺りに名古屋駅から近鉄線を利用して家に帰る予定でした。そして、電車に乗る前の数時間、名古屋駅の建物内をうろうろしながら過ごしていましたが、ある瞬間に気づきました。スマホがありません。
僕は頻繁にスマホを開く人間なので、スマホを無くしてから割と早く気づけたと思います。「30分か1時間ぐらい前はスマホあったのに…」って感じです。
普段スマホはカバンのポケットかズボンのポケットに入れていたのですが、おそらく、ふとした瞬間にポケットからスマホを落としてしまったのでしょう。スマホを無くしたことがなかった僕は冷や汗をかきました。
スマホを落とした場合はどう対応したら良いのかわかりません。調べたくてもスマホが無いので…
最後にスマホを触った時からスマホを無くしたと気づいた時点まで名古屋駅の施設内からは出ていません。そのため、名古屋駅のどこかにスマホがあるはずです。その名古屋駅が広すぎるのですが…
1.2 スマホの捜索活動
とりあえず、僕がうろうろしていた場所に位置する改札口の駅員さんにスマホの落とし物が届いていないかどうかを聞きました。改札口はいくつもあるので、それぞれの改札口で尋ねました。スマホは届いていません。
ある改札口で、落とし物や忘れ物が集められる所が名古屋駅内にあると教えていただきました。僕はその場所へ向かいました。しかし、スマホは届いていません。そこでは、交番に行った方がいいと言われました。
そして、名古屋駅にある交番を訪れました。いろいろと話した後に名前や住所などを書かされ、「見つかるといいね」と言われました。見つかるといいなぁ…
もし僕のスマホが警察に届けられた場合は、スマホは僕の家に送られ、僕の実家にその旨の連絡が届くらしいです。僕は一人暮らしであり、スマホ以外の電話番号を持っていません。
スマホを無くしたと僕は公衆電話で親に連絡しましたが、親は大して驚いていませんでした。自己責任ということでしょうか。一応パソコンを使えば、LINEなどでやり取りができるので、完全に連絡が取れなくなったわけではありませんし…
その後も数時間は名古屋駅をうろうろし、僕のスマホが落ちていないか探していました。幸いにも翌日も休日だったため、今日は名古屋に居残ろうと決意しました。
しかし、やはりスマホは見つかりません…。
1.3 京都から名古屋に来てたおじさんとの出会い
気づいたら夜の7時か8時になっていました。どうしてもスマホが見つからず、僕は名古屋駅前の広場の端に座り込んでいました。
そんな時、たまたま横に座っていたおじさんに話しかけられました。「お兄さん、この辺りに野宿できる場所はないかな?」って感じでした。
僕は名古屋の人間ではないので申し訳ありませんでしたが、そのおじさんとの会話が始まりました。そのおじさんは40代であり妻や子供がいるけど今日は一人で京都から名古屋に来ていたこと、野宿のような変わったことに挑戦したいこと、翌日以降は京都に戻るか東京方面へ行くか迷っていたこと、などを僕は知ります。
そして、僕もスマホを名古屋駅のどこかで無くしたことをおじさんに話しました。お互いに身分証を提示して名前を教え合い、おじさんに僕のLINEのアカウントの友達になっていただきました。
おじさんにLINEで電話をかけてもらいましたが、僕のスマホには繋がりません。スマホは一体どこにあるのでしょうか…。
その後も数時間おじさんと二人で会話していました。今日はずっと寂しい思いをしていたので、とても楽しい時間でした。最終的に、名古屋駅近くのネットカフェへ一緒に行き、この日はネットカフェで一夜を過ごすことになりました。
そして、ネットカフェでいろいろと調べていくうちに知ったのですが、「iPhoneを探す」という名前の機能により、iPhoneの位置を検出できるみたいなのです。Appleのデバイスでなくても、パソコンでも検出できるみたいです。
これを知っていたら、早々にネットカフェへ行き、iPhoneを探していたのですが…。僕のスマホはiPhoneですが、iPhone以外のスマホも、位置情報を用いて探す機能があるのかもしれません。スマホを探す方法については詳しく述べないので、興味のある方はご自身で調べてみてください。
「iPhoneを探す」を利用し、僕のスマホがまだ名古屋駅にあることが判明しました。表示される地図がそこまで詳細ではなかったのですが、ある程度の位置はわかりました。
寝る前におじさんと話し、明日の朝にその場所へ一緒にスマホを探しに行こうと決めました。当然のように僕に付き合ってくださるおじさんには感謝しかありません。
1.4 スマホの帰還とおじさんへのお礼
翌日、ネットカフェを出て、おじさんと一緒に僕のスマホがあると思われる辺りへ向かいました。
そして、「iPhoneを探す」が示していた場所の近くにあった駅長室に伺ったところ、なんと僕のスマホが届いていました。感動しました。
この駅長室は昨日僕がうろうろしていた範囲から外れていたため、盲点でした。僕のスマホをここの駅長室に届けてくださった方、本当にありがとうございました。
一緒にいたおじさんも喜んでくださり、その後は一緒にマクドナルドで朝ご飯を食べました。スマホが見つかった記念ということで、奢ってもらいました。ありがとうございます。
スマホが無事に見つかったので、この後は普通に電車で帰ろうかなと思っていました。おじさんも京都の方であり僕と同じ関西在住なので、一緒に帰ることになりそうです。
すると、おじさんは「ヒッチハイクをやってみたいな」と言いました。野宿のような変わったことに挑戦したいおじさんだったので驚きはありませんでしたが、「一緒にヒッチハイクで帰らないか?」と誘われました。
スマホを無くして孤独だった僕の傍にいてくれたおじさんには感謝しかありません。おじさんへのお礼ということで、僕はおじさんと一緒にヒッチハイクをすることを決めました。
2. ヒッチハイクの道中(名古屋駅→京都駅)
2.1 名古屋駅からの北上と看板の作成 (名古屋駅→清須市)
その日の朝8時頃、ヒッチハイクをやりたいおじさん(昨日知り合ったばかりの恩人)と二人でヒッチハイクの旅を開始しました。出発地点は名古屋駅です。
まず、名古屋駅から歩いて北上していきます。歩く道は全く決めていませんでしたが、とりあえず東海道新幹線や東海道本線になんとなく沿って歩いていき、岐阜県方面へ向かっていました。
ヒッチハイクが無理なら歩いて京都まで帰ろうと冗談を言っていましたが、さすがに厳しいです。名古屋市を出て名古屋市北部の清須市に入りましたが、この時点で歩くのが嫌になってきました。
道中では歩いたり休憩したりしながらヒッチハイクを示す「親指を立てるサイン」を車道に向けて示していました。しかし、車はなかなか止まってくれません。そもそも、このサインのことを知らないかもしれませんし…
実は、ヒッチハイクを開始した朝8時の時点から、おじさんと「ヒッチハイクを成功させるためには看板のようなものがあった方がいい」と話していました。
しかし、画用紙や油性ペンのような品を買えるお店はどこも開いておらず、朝8時から朝10時までは名古屋駅から清洲城の辺りまで歩くことになりました。
朝10時頃におじさんが休憩したいと言ったため、少し休憩します。そして、タクシーを呼び、ここから一番近くのお店まではタクシーで移動することになりました。
10分から20分程待っていたら、タクシーが来ました。運転手の方は優しそうなおじいさんです。「ヒッチハイクのために必要な画用紙とペンを買いたい」と言うと、運転手の方は驚いていましたが、道中は親し気に会話してくださりました。
そして、清須市内のとあるお店まで運んでいただきました。料金は1000円以下です。そして、そのお店には確かに紙とペンがありました。もう去ってしまったタクシーの運転手の方に感謝を申し上げたかったです。
購入した紙(子供用の大きな落書き帳)とマジックペンを使い、看板を作成しました。僕は「京都方面 乗せてください」と書きました。親指を立てるよりもヒッチハイクをしやすくなったと思います。
こうして、最強の武器を手に入れたことにより、僕らのヒッチハイクを狙った旅は再開しました。
2.2 ヒッチハイク1台目 (清須市→一宮インターチェンジ)
看板を作成し、さらに北へ歩いていく僕とおじさんですが、なんと歩き始めてから10分程でとある車の運転手の方に声をかけられました。その方はお母さんで、車には娘の方が二人乗っていました。
そのお母様に「一宮インターチェンジの所まで送れる」と言われたため、僕らは早速そこまで送っていただきました。
「あなた達が歩いていた道は車通りがそこまで多くないから近くの大通りを歩いた方がよかった」と言われました。土地勘がないため、厳しいです。
そこまで長い時間ではありませんでしたが、車内では楽し気な会話が繰り広げられました。主に話していたのはお母様だった気がするので、娘さん達(高校生と小学生)には少し申し訳なかったかもしれません。
乗せていただいた全ての車内に共通するのですが、車内ではヒッチハイクを始めるきっかけとして、僕がスマホを無くしていたことを話さなければなりませんでした。なかなか恥ずかしいです。
一宮インターチェンジの手前に着きました。時間帯は大体11時ぐらいです。車通りがかなりあります。別れる際には「頑張って」と言っていただきました。1台目の車から優しい方に出会えて良かったです。ありがとうございました。
2.3 ヒッチハイク2台目 (一宮インターチェンジ→関ヶ原インターチェンジ)
一宮インターチェンジの入口付近で僕とおじさんは看板を交互に持ちながら、誰か拾ってくれないかなとワクワクしながら待っていました。
午前11時辺りから一宮インターチェンジにいましたが、12時になる前に2台目となる方が車を停めてくれました。30代の優しそうなおじさんです。岐阜県に住んでいるらしいです。あと、某アイドルが好きらしく、僕は少し親近感を覚えました。
岐阜県のおじさんは「関ヶ原インターチェンジまで送れる」と言ってくれました。一気に愛知県から岐阜県の西端まで行けることになりました。しかも、岐阜県のおじさんは岐阜市辺りに向かっていたので、関ヶ原町は違う方向になります。
わざわざ関ヶ原インターまで送ってくれることになり、感謝しかありませんが、どうやら岐阜県のおじさんは以前にもヒッチハイクの人を乗せたことがあったらしいです。本当にいい人なんだなと思いました。
一宮インターから岐阜県に入り、バイパスのような道を通って関ヶ原町まで向かいます。1時間弱はかかった気がします。
最後の方で「車がよく通る国道沿いとインターチェンジ前のどっちがいい?」と聞かれましたが、僕らは関ヶ原インターチェンジ手前で降ろしていただきました。時間は大体13時手前です。別れる際にも応援の言葉をいただきました。ありがとうございました。
2.4 ヒッチハイク3台目 (関ヶ原インターチェンジ→瀬田駅前)
時刻は大体13時手前であり、僕とおじさんは近くのお店でまず簡単な昼食をとりました。僕はパンとクーリッシュを食べましたが、暑い中にいただくクーリッシュがとても美味しかったです。
昼食休憩をとった後、関ヶ原インターチェンジ手前にて再び看板を掲げました。13時半ぐらいだったと思います。そして、14時頃に3台目となる一台の車が停まってくださりました。若いお兄さん二人が乗っていました。
お兄さんお二人は観光で関ヶ原町に来ていて、「食事をとるから、1時間後でよければ瀬田駅の辺りまで送れる」と言ってくれました。今度は滋賀県の西部まで行けることになり、またとないチャンスです。一気にゴールの京都駅が近づきました。
僕らはお兄さん達が食事に行っている1時間の間、看板を下ろして関ヶ原インターチェンジ前に座り込んでいろいろと話していました。1時間という長い時間でしたが、結構いろいろなことを話していた気がします。
そして、15時過ぎにお兄さんたちが再び来てくれました。「関ヶ原インターよりも国道沿いにいた方がよかった」と言われ、その点については少し反省しました。
片方のお兄さんが運転する車で高速道路に乗り、大津市の瀬田駅まで向かいました。ヒッチハイク中に高速道路に乗ったのは、これが最初で最後です。
お兄さん達は大学院を卒業して就職した友人同士なのですが、僕はちょうど現在大学院生であるため、かなり嬉しくなりました。
大学院生は自分の周囲より外の世界では結構レアです。大学院の話ができてよかったです。なお、おじさんは大学院の話についていけなかったらしく、そこは申し訳なかったです。
16時台に瀬田駅に着いた気がします。そして、今度は助手席に乗っていたお兄さんが「自分は兵庫県にこの後向かうので、京都駅まで送れる」と言ってくれました。
このまま送ってもらおうという話になりました。お兄さん達は瀬田駅から車で去っていき、15分後ぐらいに兵庫県に行くお兄さんがそのお兄さんの車で来てくれることになっていました。
しかし、兵庫県に行くはずのお兄さんからおじさんへ電話が届きます。「車の鍵がなくて兵庫県まで行くことができない」と言われたらしいです。
おじさんの電話番号をお兄さんへ教えてて良かったなと思いました。そして、ヒッチハイクの予定が崩れてしまった悲しみはなく、もう別れてしまった兵庫県のお兄さんの車のカギのことが心配になってしまいました。
何はともあれ、ここまで送ってくださり、お二人には感謝しかありません。ありがとうございました。
2.5 ヒッチハイク4台目 (瀬田駅前→大津駅周辺)
おじさんとこの後どうしようかと話し合い、とりあえず西に向かって歩くことにしました。もちろん京都を示す看板は掲げています。気づいたら時刻は17時を過ぎていました。
瀬田駅から石山駅まで歩くことになるのですが、地図で見返してみると結構長い距離でした。あと、瀬田川に架かる国道1号線の橋を歩いていた時は危なかった気がします。土地勘がないので、許してください。
あてもなく歩いていましたが、石山駅周辺で4台目となる車の方に声をかけていただきました。
「こんな車の少ない道より大通りを歩いていた方がいいよ」と言われました。今回のヒッチハイクは割とこんな感じのことを言われることが多いですね…。そして、大津駅の近い、京都へ向かう車の多い通りまで送ってくださることになりました。
その方は娘も息子も一人立ちしているお母様でしたが、かなり体格がよかったなという印象です。趣味で筋トレをしているらしく、かっこいいなと思いました。
さらに、ガタイの良いお母様の娘さんはかつて海外に留学していたらしく、そこでヒッチハイクのお世話になったことがあるらしいです。
その影響で、ガタイの良いお母様は、ヒッチハイクを求める人を前にも乗せたことがあり、ヒッチハイクの人を見つけると気がかりになると話していました。
30分もかからず大津駅周辺に着きました。時間は18時台ぐらいだった気がします。ガタイの良いお母様、ありがとうございました。筋トレ頑張ってください。
2.6 ヒッチハイク5台目 (大津駅周辺→京都駅前)
もう京都が目前となりました。僕とおじさんは降ろしてもらった場所で看板を掲げ続けます。「乗せたいけど二人は乗せられない」と言ってくださった方もいました。気持ちだけでも嬉しいです。
そして、30分以上立っていたら、5台目となる車の方が停まってくれました。夜になり暗くなる直前でした。京都の方らしく、京都駅まで送ってくれることになりました。ありがたいです。
その方は、20代のお兄さんでした。第一印象が不良のようなお兄さんでしたが、とても優しい方でした。すごく真面目に働いているなという印象を受けました。
あと、アニメを観るのに最近ハマっているらしく、僕に「異世界系でおすすめのアニメは何かないかな?」と聞いてきました。リゼロもノゲノラもオバロも転スラも観ているのなら、もう僕にはオススメできる作品がありません…。
すっかり暗くなり、19時半頃に京都駅に着きました。アニメが好きなお兄さん、京都駅まで送ってくださり、ありがとうございました。
2.7 京都駅到着
朝8時に名古屋駅を出発しましたが、19時台に京都駅に到着しました。計画性の無いヒッチハイクでしたが、無事成功して良かったです。おじさんも僕も喜び合いました。
すっかり夜ご飯の時間であり、僕とおじさんは居酒屋へ行って乾杯の打ち上げをしました。また、おじさんの奢りでした。ありがとうございます。居酒屋では、主に今日のヒッチハイクの感想を話していました。
居酒屋を出た後は、とうとうおじさんとお別れです。おじさんは京都の方ですが、僕は京都人ではないので、京都駅から電車で家に向かうことになります。
おじさんは最後に「もうスマホ無くすなよ」と言っていました。「そっちか(笑)」って感じですが、約1日ずっと一緒にいてくれたおじさんには頭が上がりません。「京都方面 乗せてください」の看板は記念に僕が持って帰ることになりました。
スマホを無くした僕の傍にいてくれただけでなく、ヒッチハイクという面白い旅に誘ってくださり、ありがとうございました。ヒッチハイクがこんなにも楽しいとは思ってもいませんでした。
おじさん、ぜひまた会って何かしましょう。LINEの友達になりましたし、住んでいる場所も近いですからね。いつでも会えます。
そして、繰り返しになりますが、ヒッチハイカーの僕らを乗せてくださった5台の車の運転手の方々、同行者の方々、タクシーの運転手さん、道中応援の声をかけてくださった皆さん、本当にありがとうございました。無事にゴールへたどり着けたのは、皆さんのおかげです。何度でも言いますが、ありがとうございました。
3. ヒッチハイクの感想など
3.1 ヒッチハイクを乗り越えた感想
ヒッチハイクという行為を知識でしか知らなかった僕ですが、まさか実際に行うことになるとは思ってもいませんでした。
ヒッチハイクは無事に成功し、無事に帰ることができましたが、僕は「優しい人が多いな」と一番感じました。
日本はいい国であり、日本人は温かいなと思いました。皆さんの思いやりが何よりもうれしかったです。
ヒッチハイク中もしんどいという気持ちは一切なく、楽しいという気持ちでいっぱいでした。車が停まってくれるかどうか考えるだけでワクワクしました。ヒッチハイクって結構楽しいんだなと気づかされました。
看板を作ってからは、車が停まってくれるまでの時間がそこまで長くありませんでした。一番長くても1時間もかかっていません。
場所に寄るとは思いますが、意外と停まってくださります。毎回1時間以内に車に乗れたのは、運が良かったのかもしれません。
ヒッチハイクの車の中での会話も楽しかったです。独身の方も既婚者の方も離婚した方も大学に行っていない方も大学院にまで行っている方もいて、いろいろな人がいていろいろな生き方があるんだなと気づかされました。
いろいろな背景を持つ初めて知り合った人の話を聞くのは楽しかったです。ヒッチハイクの醍醐味だと思います。
また、ヒッチハイクという一大行為を成し遂げたため、満足感も大きいです。ヒッチハイクをしたことがあるという方は絶対に少数なので、ヒッチハイクをしたことがあるというだけでも、妙な自信が生まれます。いい人生経験ができました。
ついでに述べると、名古屋から京都までの交通費を節約できたことも結構嬉しいです。
最終的に京都駅から僕の家の最寄り駅まで電車を使いましたが、名古屋駅から電車に乗っていた場合と比べると、数千円は節約できました。
ヒッチハイクの一番のメリットはもしかしたら無料なところなのでしょうか…?
3.2 ヒッチハイクをやりたい方へのアドバイス
もしヒッチハイクに興味がある方がいらっしゃいましたら、ぜひ挑戦してみてください。楽しさは僕が保証します。
経験者からのアドバイスですが、最低限の準備と計画は事前にしておいてください。結構遠くへ向かう場合は、テントなどの泊まるための用意が必要になると思います。僕みたいに当日ヒッチハイクしようと決めるのはたぶん危険です。
僕は旅の途中から看板を作りましたが、絶対に最初から行先を示す看板を用意しておいた方が良いです。看板がないと、おそらく誰も乗せてくれません。
看板には行先さえ書いてあればよいと思います。京都に行きたいのであれば、「京都」と大きな字で書くだけでも、ヒッチハイクで京都に行きたいということがわかります。とりあえず、絶対に看板は用意してください。
また、ヒッチハイクを狙う時はできるだけ車通りの多い道にいた方が良いです。当たり前ですが、土地勘がないとどこの道の車通りが多いか気づかない場合もあるので、できるだけ大きな道を探してください。
僕はスマホのバッテリーがほとんど無くてスマホで地図が見れませんでしたが、スマホの地図などでどこの車通りが多いかは調べた方がよいと思います。
スマホのバッテリーにも気をつけてください。モバイルバッテリーなどがあると安心です。僕はスマホのバッテリーがほとんど無く、ヒッチハイク中に地図を調べたり写真を撮ったりすることがほとんどできませんでした。
遠くへ向かう車が多いバイパス沿いなどがやはりオススメです。また、高速道路のインターチェンジの手前も良い場所だと思います。インターチェンジでも、田舎のインターチェンジよりは街中のインターチェンジの方が良さそうです。
最後に、初心者の方はヒッチハイクをできれば一人ではなく二人でやった方が良いのでは、と述べておきます。
ヒッチハイクを一人でやる方ももちろんいますが、一人でヒッチハイクする場合、なかなか車が停まってくれなかったら孤独感をかなり感じると思います。また、車が来るまでは話し相手が誰もおらず、ずっと孤独です。
もし、ヒッチハイクの相方がいれば、車が停まってくれなくても話し相手がいるので孤独感がなくなると思います。僕はおじさんと二人でヒッチハイクしていましたが、孤独感は一切ありませんでした。
ただ、人数が多すぎると車に乗ることが難しくなるので、二人でヒッチハイクするのがちょうどよい人数だと思います。少しでもヒッチハイクに不安がある方は、最初は二人でヒッチハイクに挑戦してみてください。
最後まで読んでくださりありがとうございました。