『聖剣使いの禁呪詠唱』を久しぶりに観た感想

 

 

はじめに

アニメ『聖剣使いの禁呪詠唱』(せいけんつかいのワールドブレイク)を久しぶりに視聴したので、今回の記事では、改めて観てみて自分が感じたことを簡単に述べていきます。あらすじや設定などはあまり述べません。この作品を観たことがある方は内容を思い出してみてください。

 

第1話 転生せし者-The Reincarnater-

諸葉

禁呪詠唱といえば「思い…出した…!」ですが、開幕早々諸葉の「思い…出した…!」を聞けて早くも満足してしまいました。最初は全話を通して「思い…出した…!」が何回言われたか数えようと考えていたのですが、気づいたら回数がわからなくなってしまいました。

二つの前世を持つ諸葉は入学早々二つの前世で関わりのあったヒロイン二人と出会いますが、個人的に漆原さんの方が好きです。サツキを煽る漆原さんは生き生きとしてます。

 

第1話の名場面は諸葉がサツキのために石動君に勝負を挑んでいたところだと思います。諸葉の熱いところ、そして「思い…出した…!」が見られました。第1話終盤まで諸葉が素人だったことが、後の諸葉の活躍を知っている自分からすれば嘘のようです。

 

第2話 我が剣に宿れ魔焔-The Swordbringer comes back-

ストライカーズに勧誘された漆原さんと諸葉

学園に戦闘部隊があるのもこの手の作品ではよくある設定ですね。石動兄は第1話の石動弟より若く見えますね…。We are the "Saviors"! って掛け声はかっこいいなと思います。たまにぼっちが強調されるサツキは可哀想でした。

 

メタフィジカルはこの時点で登場した割にはかなり強い敵でしたが、思い出した諸葉が倒してくれました。諸葉強すぎます…。ネット上で触れられていたヤシの木のところも確認できました。

 

第3話 冥府の魔女-The Black Sorceress-

諸葉とキスしたい漆原さん

2015年制作のアニメにタピオカミルクティーの名前が出てきたことに少し驚きました。タピオカが数年前ブームになる前から存在していたことはもちろん知っていますが、何だか感激してしまいました。納豆が好きな僕はエドワードが納豆を大嫌いになってしまったのではと心配です。

 

お金持ちな漆原さんの家に招かれていた諸葉でしたが、貧乏な諸葉は何だか嬉しそうでした。お土産の高級食品が切り裂かれて「もったいない…!」と言っていたところに共感を抱けました。前髪を上げている諸葉は見た目が別人ですね…。

 

第4話 白騎士強襲-The silver knight-

諸葉のもとで泣く漆原さん

漆原さんの家はいろいろと面倒そうでした。その漆原さんを救いに堂々と参上した諸葉がとてもかっこよかったです。弁償しなくて良いのでしょうか…。サラッと四門ちゃんが車を運転していたのが意外でした。

諸葉とエドワードの戦いは結構長く、諸葉は苦戦していました。しかし、天高い所で綴っていた諸葉の姿がとても印象的であり、流石諸葉といった感じでした。今回は漆原さんの泣き顔も笑顔も見られて良かったです。

 

第5話 We Are The・夏-We are the"Natsu"

夏合宿をするストライカーズ

神崎副長が急に諸葉大好きアピールをしていて戸惑いましたが、この人も結構面白いですね。楽しい夏合宿回でしたが、合宿前のファッションセンターすまむらでの残像追いかけっこの場面は禁呪詠唱で一位二位を争う名シーンかもしれません。

遊んでいる場面も多かったですが、一応きちんとトレーニングもしていた感じです。一生懸命走る練習をしていたサツキは健気でした。漁船のおっちゃん達は可哀想ですね。

 

第6話 我ら、救世の剣なり- We are the”Saviors”-

重役を任された諸葉

新たなメタフィジカルが出現しましたが、見た目が気持ち悪すぎますね…。撤退すると見せかけ、今回はストライカーズ全員で戦いを挑んでいて感動しました。We are the "Saviors"! の掛け声が本当にかっこいいです。

戦いは一筋縄ではいきませんでしたが、ストライカーズの全員がそれぞれの持ち味を生かして戦っていて良かったです。ロケット花火を飛ばしまくっていた亀吉はファインプレーかもしれません。メタフィジカルの背中に紋様をひたすら描いていた諸葉は流石です。ストライカーズの皆さん、お疲れ様でした。

 

第7話 銀髪の異邦人-a foreigner-

エレーナに告白される諸葉

急に転校生としてエレーナさんがやって来ました。エレーナと諸葉のデートが開催されましたが、猫耳メイド姿のエレーナさんは可愛かったです。たまに「鬱だ、死のう」とネガティブになるエレーナが好きです。あの映画は一体何だったのか…。

漆原さんがマンイーターであるエレーナに勝負を挑みますが、エレーナはとても強かったです。エレーナの心がどのように揺らいでいくのか、今後が楽しみになる展開でした。

 

第8話 魔剣と聖剣-ambivalenz-

想像上のエレーナと諸葉

学校を休んでいたエレーナですが、いろんな人がエレーナの部屋に来ていました。百地先輩は意外と料理が苦手なんですね…。サツキが作っていたボルシチは美味しそうでした。世界一可愛い抱き枕は自分も欲しいです。

そして、マンイーターとしてついに諸葉に勝負が挑まれました。弟がいると思っていたら洗脳による思い込みだったというのが切なすぎますね。「思い…出した…!」でお馴染みな本作なので、エレーナの「思い…出せない…」が新鮮でした。諸葉の「お前も思い出せ!サラティガ!」も印象的です。そして、ロシアの雷帝に対する諸葉の戦争が始まります。

 

第9話 シベリア行(こう)-Lonely Soldier-

気づいたらヒロインになっていたアンジェラさん

諸葉のロシア旅行が始まりました。日数の経過がどのくらいかわかりませんが、かなりの長旅なんだと思います。せっかく諸葉が殺さずに済ませているのに、雷帝に結局処刑されてしまうのは、忠誠心があるとはいえ可哀想でした。北朝鮮もこんな感じなのでしょうか…?

いろいろな相手と戦っていく諸葉ですが、基本的に余裕そうでした。しかし、雷帝の雷攻撃をまともにくらってしまうとさすがにキツいみたいです。アンジェラさんが今回の話で一気にヒロインとしての存在感を発揮しましたね。

 

第10話 決戦・エカテリンブルク-Ouroboros-

大活躍する諸葉

裸のアンジェラさんは変態でした。しかし、諸葉を助けたアンジェラさんには感謝です。そして、ついに雷帝との戦いが始まります。途中からサツキ達も参戦し、囚われていた少年少女達も解放され、希望がどんどん見えてきました。

 

あの巨人はかなり強敵だったと思います。あの技に関しては、伏せないと死んでいたのは恐ろしすぎます。しかし、諸葉のあの水の大技がさらなる衝撃を与えてくれました。雷帝より諸葉の方が怖いというセリフには納得できます。戦いが終わった後の水面の景色は綺麗でした。雷帝にとどめを刺さない諸葉は優しいですね。

 

第11話 悪夢は前世より-Karma-

諸葉がいなくて寂しい四門ちゃん

サウナでのいざこざの場面は結構面白かったです。最後に漆原さんが綴っていて締めていたのも流石でした。皆で帰ろうと思っていたら諸葉だけロシアに居残りとなり、諸葉ではなく四門ちゃんが可哀想でした。ヒロイン達のお泊まりの場面は和やかでした。

そして、ついに「原作者も知らないドラゴン」が現れます。諸葉がいなくても戦うぞといったストライカーズの意気込みは素晴らしいものです。それでも強敵すぎるので、諸葉の帰還が待ち遠しいです。

 

第12話 二つの生を越え-Beyond the time-

思い…出した…諸葉

OPがあると思っていたら最後だけ省略されたのは一体何故でしょう…?今回の戦いは登場人物達が次々とやられていって絶望感がありました。サツキと漆原さんが石にされて我を失っていた諸葉は「死ね」などと言っていて、今までの諸葉ではありませんでした。髪がサイヤ人みたいになっていたのがどうしても気になりました。

サツキと漆原さんが復活し、諸葉も我を取り戻し、最終的に諸葉がドラゴンを倒してくれました。皆も健闘していて、良い最終戦でしたね。個人的に、第1話で敵対していた石動君(弟)がここで諸葉を応援していたのが印象的でした。本当に面白い作品でした。

 

おわりに

「思い…出した…!」を久しぶりに聞きたくて視聴を始めましたが、いざ見進めていくと、こんなにも面白い作品だったんだなと再認識させられました。作画が面白いシーンもたくさんありますが、内容に関しては褒めるべき点がたくさんあると思います。かっこいい諸葉が一番推せますね。良い作品でした。