『RDG レッドデータガール』を久しぶりに観た感想

 

はじめに

久しぶりに『RDG レッドデータガール』というアニメを視聴したので、今回はその感想について簡単に述べていきます。RDGを観たことがある人は内容を思い出してみてください。

 

RDGにはいくつかの舞台が登場しますが、舞台の一つとして長野県長野市が登場します。長野県は僕が生まれた土地でもあります。そのため、RDGにはかなり愛着があり、僕の中ではお気に入りの作品です。

 

第1章 はじめての転校生

ボールをぶつけられた泉水子

初見の方でも、泉水子がかなりの箱入り娘なんだなということがわかると思います。前髪を切っただけで驚かれていましたが、どうせなら後ろの髪も切ってしまえばよかったのではと感じました。どうやら髪は大事な物らしいのですが…。

 

一番衝撃を受けるシーンはパソコンを使っている場面だと思います。泉水子には電子機器を壊す素質(?)があります。

 

そして、はじめての転校生改め深行くんが転校してきました。彼は最初は泉水子の下僕になるなんて嫌だと騒いでいましたが、父親の雪政に殺されかけたのであっさりと決心しました。基本的にずっと起こっている深行くんですが、何だか可哀想でした。

 

第2章 はじめての手のひら

息子の深行をよくいじめる雪政

水子たちは修学旅行に行きました。泉水子のお母さんに会って話がしたかったのですが、黒い影みたいなものに追われてそれどころではありませんでした。駅の自動改札が全て故障したり電灯が消えて暗くなったりと不気味な雰囲気が出ていて良かったです

 

なお、最後に黒い影が近づいてきたと思っていたら、なんとその正体は雪政でした。深行はまた怒っていましたが、その気持ちはよくわかります。僕も「お前かよ」ってツッコミを入れたいです。

 

最後には泉水子姫神が憑依しましたが、それを見た雪政が深行に「やっぱり泉水子の傍にいなくてもいいよ」と言い出し、また深行が可哀想になりました。

 

第3章 はじめてのお使い

役立たずだった深行

いつの間にか泉水子と深行は普通に話せる間柄になっていました。そして、今度は泉水子とずっと一緒にこの場所にいたい和宮くんが暴れだします。

 

和宮が迫ってきたため、野々村さんに「錫杖を使え」と言われる深行ですが、深行は「無理だ」と言い出し、泉水子に「お前何とかしろよ」と言い出す始末です。

 

結局、泉水子和宮を説得して場は収まりましたが、深行があまりにも役に立たなかったことが印象に残りました。深行くんいなくてもいいじゃん…って思ってしまいますね。

 

水子の舞により和宮は消えていきました。この後も登場するんですけどね。舞台は奈良県の山奥から東京の八王子に移ります。

 

第4章 はじめてのルームメイト

食いしん坊の真夏

鳳城学園に入学してきた泉水子ですが、ルームメイトの真響(まゆら)がとても良い子でした。泉水子より真響ちゃんの方が可愛いですね。そして、高柳という調子に乗っている奴が早速泉水子に絡んできました。

 

先に言っておくと、RDGは調子に乗っている高柳くんが何回か酷い目に遭うのが一番の見どころです。高柳は和宮と顔が似ていますが、高柳の顔は見てるとなんだか殴りたくなりますね。

 

式神のリカルドはあっさり消されましたが、真響は怪我を負わされ、弟の真夏は怒ります。高柳に仕返しをするぞというところで第4話は終わりました。

 

第5章 はじめてのお化粧

この後ビンタされる高柳

真夏と真響の弟である真澄は昔死んでしまったのですが、真夏と真響によって召喚することができる神霊でした。高柳ものこのこやってきて、これから真澄と高柳&復活したリカルドの戦いが繰り広げられると思っていたら、リカルドはまたあっさり消えました。

 

そして、高柳くんは「勘弁してくれよぉ」と震えていて、何もできずに真澄に何度もビンタされていました。面白すぎます。一回ではなく何回もビンタしていたのがツボにはまりました。

 

その後も雪政が教員として学校に来たり深行がまたイライラしていて泉水子と少し疎遠になったり生徒会長や留年している大物みたいな人が現れたり姫神が泉水子にまた憑依したりといろいろな展開がありましたが、この第5話の見どころは無様にやられている高柳くんでした。

第6章 はじめてのお泊り

新幹線で長野に向かう真響

深行を音読みして「しんこう」はどうしても馬鹿にしてるみたいに聞こえます。泉水子、深行、真響、真夏はまずは真響たちの実家(長野市)に泊まります。バーベキューが楽しそうで羨ましかったです。

 

水子が酔ってフラフラになって深行があたふたしていたのが少し面白かったです。深行って驚いていたり怒っていたりすることがやっぱり多いですね。

 

次の日からは長野市の山奥の戸隠で生徒会の合宿が始まりました。大事な説明を忘れていましたが、泉水子たち4人は全員生徒会執行部のメンバーです。

 

そして、真響と高柳が戦うという展開が見えてきました。高柳くんは前回無様に退場しましたが、まだ出番はあるのです。深行の力を見たいということで、真響が深行に勝負を仕掛けて第6話は終わりました。真響ちゃん、たぶん深行くんはまだ大した力を持ってないよ…。

 

第7章 はじめての迷子

襲われるけど全然戦えない深行

真響に力を試される深行でした。ついに深行が上手く戦うのかと思いきや、泉水子の一声で戦いは幕を閉じました。泉水子には真澄が誰なのかわかってたみたいです。それよりも、深行くんはまた活躍できませんでしたね…。

 

その後、真夏の愛馬のタビの状態が悪いという連絡が来て、真夏は一人でタビのもとへ行ってしまいました。そして、真澄が真夏として振る舞うことになりましたが、真澄に振り回されている深行が面倒そうな雰囲気を出していました。なんとなく説明されていましたが、真澄のテンションがめちゃくちゃ高かったですね。

 

タビは死にましたが、これで終わらず、真夏は泉水子たちの目の前でいなくなってしまいました。真夏の行動は真響のことを考えての事ですが、真響が可哀想です。

 

第8章 はじめてのお願い

舞がお馴染みになった泉水子

姫神なら真澄を呼べるという話を泉水子と深行がしていましたが、泉水子姫神にはならず、気づいたら泉水子だけが真澄のいる空間へ移動していました。深行が置いてけぼりなことにはもうツッコミを入れません。

水子は真夏のいる所へ真澄に連れて行ってもらいますが、閉じこもっているのは真夏ではなく真澄になっていました。実は外に出ていたのは真澄の一部だけで、真澄の全てが外に出たらまずいという話です。

 

そして、真響が深行に連れてこられて真夏たちの所に来ましたが、「え?どうして深行くんにそんなことができるの?」という泉水子のセリフが何気に酷かったです。

 

しかし、真澄は出てきてしまい、その姿は竜の神でした。深行が黒い翼を出し、泉水子を守っていましたが、何だかシュールな姿でした。それでもピンチだと思っていたら姫神が場を収めてくれました。この姫神は泉水子のお母さんに憑依したものでした。お母さんも強キャラだったみたいです。あと、サラッと言われただけですが、和宮君はファインプレーでした。

 

第9章 はじめてのお披露目

学園祭の準備で忙しい生徒会執行部

本当の戦いは学園祭で行われるみたいです。少し久しぶりに登場した高柳くんが言っていました。高柳くんのセリフの一つ一つがどれも胡散臭いです。泉水子は深行によって護身法を教えてもらいましたが、もっと早く教えてほしかったですね。

勝手にモデルとしてみんなの前に出た泉水子に対して、お前はいつもうんぬんかんぬんと深行が怒っていたら、泉水子にまた姫神が憑依してしまいました。姫神の思いのままに深行は振り回されていて、深行くんはこうでなくちゃと思ってしまいました。

 

姫神から姫神の力のことが語られて、深行は「マジかよ…」って顔をしていました。この姫神は三度目の姫神あるいは人間(泉水子の家系)らしいです。最後には「戻ってこい!」と深行が叫んでいました。深行は前よりは成長してそうですが、まだまだ無力って感じがします。

 

第10章 はじめての学園祭

髪型が面白い泉水子

学園祭がついに始まりました。高柳くんがコスプレみたいな姿になっていて何だかムカつきましたね。ホラーハウスに入ってくるなと深行から言われた泉水子ですが、お約束のようにホラーハウスに入ってしまい、案の定泉水子はたくさんの霊を見てしまいました。

 

雪政がまた深行をいじめたので、また深行は不機嫌になってしまいました。今回はそこまで大事にはなりませんでしたが、雪政さん、もうやめてあげて…。

 

学園祭のテーマになっている八王子城の合戦は実際に会った戦いをモチーフにしているみたいです。明日は合戦ゲームだと思っていたら、戸隠出身の実行委員長によりそれぞれのチームの対象が高柳と真響になりました。委員長、チャラチャラしていたのに実は裏があったのはズルいですね。

 

第11章 はじめての拒絶

いろいろな格好をしている真澄

高柳の仕掛けた罠を見つけた深行たちでしたが、高柳の仕掛けはまだまだありました。合戦ゲームが始まりましたが、その裏で早速泉水子は高柳の手玉に取られます。この高柳の絶妙な気持ち悪さがハマりますし鬱陶しいです。

 

文化祭に多くの亡霊が紛れているのは不気味でした。あれはほとんどの生徒には見えていないのですよね…。高柳くん裏で結構頑張っているんだろうなあ…。

 

しかし、泉水子は深行の名前に反応して我を取り戻し、怒りのあまり力を放ちました。ビビっていた高柳くんの姿は見どころです。

 

第12章 世界遺産の少女

水子の力により学園内の電子機器が全て使用不能になった場面

無意識ですが泉水子によって高柳くんが犬にされていました。RDGで一番面白いのは間違いなくここです。今まで偉そうにしていた高柳くんが犬にされたのがどうしても面白すぎます。

 

水子は真澄に取られそうになり、深行と和宮(カラス)と高柳(犬)は深行のもとへ向かいます。深行は「猿がいたら桃太郎だ」と言っていましたが、高柳が「鳥はキジであるべきだ、それに僕は犬じゃない」と言っていたのがまた面白かったです。いや、高柳は犬です。高柳は普通に喋れますが、たまに犬の鳴き声を出していたのも面白く、やっぱり高柳はいいキャラだなと思いました。

 

水子を取り戻すために深行は必死で泉水子のもとへ向かいます。何度も戦う深行でしたが、ここの深行はかっこよかったです。成長した深行くんを見れて感無量です。最後には泉水子からあの携帯電話で「来て!」と呼ばれて、深行たちは泉水子のもとへたどり着きます。

 

意外と厄介なキャラだった真澄は去ってくれて、泉水子と深行の絆は深まり、高柳も元に戻り、ハッピーエンドとなりました。深行は泉水子にとって必要な存在です。高柳はずっと犬のままでも良かったのに。

 

おわりに

独特の世界観が特徴のRDGですが、改めて見直してみるとやっぱり面白かったです。振り回されている深行とかビンタされている高柳とかビビっている高柳とか犬にされた高柳とか小さな面白い要素が多かったです。やっぱり僕は高柳が好きですね。

 

RDGはおそらくマイナーな作品なので知っている人は少なそうですし、RDGを見てくれた僕の友人もそこまで評価してくれなかったりと明らかに万人受けする作品ではありませんが、僕はRDGのことを名作だと思っています。RDGを見たことがない方は気が向いたら見てみてください。僕が喜びます。