『極黒のブリュンヒルデ』を久しぶりに観た感想
- はじめに
- #1 きみを待ちながら
- #2 魔法使い
- #3 鎮死剤
- #4 失われた記憶
- #5 天体観測
- #6 微笑の理由
- #7 希望のかけら
- #8 残された手がかり
- #9 模造の記憶
- #10 生きている証
- #11 突然の再会
- #12魔女狩り
- #13 守りたいもの
- おわりに
はじめに
久しぶりに『極黒のブリュンヒルデ』(略称、極黒)というアニメを視聴したので、今回はその感想について簡単に述べていきます。『極黒のブリュンヒルデ』を観たことがある人は内容を思い出してみてください。
ちなみに、僕は極黒の原作の漫画を全巻購入しています。内容についてはアニメ化していない範囲も含めて結構把握しているつもりです。また、極黒の主な舞台となっている場所(松本市)は僕が生まれた土地でもあります。これらの理由から、極黒にはかなり愛着があり、僕の中ではお気に入りの作品です。
#1 きみを待ちながら
同じ学校の生徒が同じ日に二人死ぬことになっていたなんてすごい確率ですよね。いくらクロネコのことが大好きだからといって皆の前で「脇の下を見せろ」と言ってしまう村上は変態でした。寧子の腕に対する触り方も何だか嫌らしかった気がするので、村上は間違いなく変態です。そして、高校の水泳の授業が男女共同なんて羨ましいです。
#2 魔法使い
この回の見どころはやはり「ネコさんだ~」と歌っていた寧子のシーンだと思います。誰もいないと思いながら一人で歌ってたら後ろに誰かがいて気まずい思いをした経験は僕にもあります。皆さんもありますよね。そして、何度も帰れと言われても帰らなかった村上のメンタルはとても強かったです。やっぱり変態です。僕が極黒で一番好きなキャラは寧子ですが、お人形さんみたいな佳奈も結構見た目が好きです。
#3 鎮死剤
魔法使いの少女達は薬を飲まないと体が溶けて死んでしまうという設定はよく考えられているなと昔から思っていました。そして、薬が無くなってしまったので一か八か薬を奪取しに高山の工場へ向かうわけですが、この切迫感のある展開がとても良かったです。電車に乗っているシーンがありましたが、あれは松本電鉄なのでしょうか?松本電鉄の終点の駅は高山市から結構離れていますが……電車の後はバスに乗ってたということにします。(真夜中に高山まで行くバスがあるのかは知りません。)
#4 失われた記憶
魔法使いの少女達の首の器具・ハーネストにあんな気持ち悪い生物が潜んでいると知ったら誰だって驚くと思います。あの生物は今度開催される大阪万博の公式キャラクターを思い浮かばせる見た目をしていますね。しかし、あの薬二箱はどうやって見つけたのでしょうか。カズミは薬の半分を報酬として貰っていきましたが、すぐに天文台でみんなと暮らすことになったので、実は薬の半分もカズミのものになっていませんよね。この後も薬を持っていない新たな魔法使いの少女が住むことになるので…
#5 天体観測
村上は最近夜空を見てなさそうだなと思っていたら、天体観測が始まりました。小鳥のハーネストが普通に丸見えになりましたが、小鳥だけでなく寧子もカズミも学校などでうっかりハーネストを見られていないのか心配になりました。湖にアヒルの形をした遊覧船が映っていましたが、あの遊覧船は僕も小さい頃に乗ったことがあります。諏訪湖が懐かしいです。その諏訪湖で兵器みたいな魔法使いが暴れていたのは少し辛いものがありましたが…
#6 微笑の理由
どんなに強い魔法使いでも、ボタンを押せば魔法が使えなくなると思えばそこまで怖くは感じませんね。お前が死んだら天文部の後輩がいなくなるという村上のセリフが少し面白かったです。みんなで肉じゃがを作っていたシーンを見て肉じゃがを食べたくなりましたが、僕は数週間前に自炊で肉じゃがを作ったばかりでした。それにしても、肉じゃがだろうがケーキだろうがミキサーでぐちゃぐちゃにしないと食べられない佳奈が本当に可哀想です。
#7 希望のかけら
親戚に薬学部の先生がいるなんて恵まれすぎですよね。僕は薬学ではなく工学系の大学院生ですが、そのうち研究室で研究に没頭しないといけないと現実に引き戻され、頭を抱えました。カラオケにて、歌を知らないと寧子は言っていましたが、どうして荒城の月は知っていたのでしょう…?そして、秋葉原に行っていた村上とカズミが羨ましかったです。僕もメイド喫茶に行ってみたいです。「あそこ(エロゲー屋)にいるのみんな童貞か?」ってセリフが極黒史上一番面白いセリフだと思ってます。
#8 残された手がかり
松本から軽井沢へ行くのってそこそこ時間がかかりそうだなと思いました。村上とカズミの貧乳芸は一体何回目でしょうか…?まさかの村上逮捕と思いきや寧子達が助けに来てくれました。寧子達にもてあそばれたり記憶を操作されたりした長野県警の皆さんが可哀想です。そして、僕が寧子の次に好きなキャラである奈波が登場しました。はだしでしたけど、足の裏は痛くないのでしょうか?
#9 模造の記憶
奈波の記憶操作によって、髭の生えた男が5歳児になって「パパー!ママー!」と言っていたり、奈波の監視役の男(通称黒服)がたくさんの男に襲われたりとなかなか面白かったです。あの5歳児になった男は一生あのままなのでしょうか…?奈波を騙すためとはいえ、村上の赤ちゃんプレイもなかなかシュールでした。そして、この回では松本城が何度も登場します。僕の生まれた土地の松本ですが、見どころはやはり松本城です。黒服が松本城を見張る仕事をしていましたが、皆さんもよければぜひ松本城へ行ってみてください。
#10 生きている証
奈波が仲間になると思っていた矢先に奈波は溶けて死んでしまいました。極黒で一番悲しい場面です。村上の頭の中で生きているとはいえ、やはりやりきれません。奈波の死を悲しんでいる間に日常パートが始まってしまいましたが、気持ちの切り替えが難しいので、できれば奈波の死で一つの回が終わるように調整してほしかったです。この後から原作の第一部の範囲を残り数話で終わらせるために怒涛の急速展開となっていくので仕方がなかったのかもしれませんが…
#11 突然の再会
この回でようやく極黒が誇るチートキャラの初菜が登場しました。死なないどころか死んだ人を生き返らせることもできるので、かなりのチートです。このキャラがいない方が物語の緊張感が高まるなとずっと思っていたのはここだけの話です。ヴァルキュリアがやってきて一気に物語の終わりが見えてきました。原作の大体4冊分をアニメのたった数話に収めてしまったのは本当にもったいないなと思っています。
#12魔女狩り
やっぱり初菜はチートだなと思いました。この後の第13話でもそう思いました。村上にしか見えていないとはいえ奈波が登場するのが嬉しすぎます。奈波は生きています。ハーネストの中の生物についてようやく触れられましたが、この生物のやばさについてはアニメ化した範囲以降の原作の話で触れられていました。小鳥というか小鳥の中にいた生物が重要だったわけですが、このタイミングで孵卵してしまいました。このタイミングで孵卵する確率も実は相当低いのではないでしょうか…?
#13 守りたいもの
尺の都合でヘクセンヤクトの出番がかなり少なかったですね。この人達は何しに登場したのでしょう?先程も述べましたが、少ない話数に原作数冊分が投入されているので、展開がかなり早いです。気づいたら小鳥は死んでしまい、寧子が覚醒してクロネコの記憶が戻り、ヴァルキュリアは消滅し、寧子(クロネコ)はまた記憶を失ってしまいました。展開が早いとはいえ、話の流れについていけないことはないので、これ以上文句を言うのはやめておきます。しかし、オープニングで寧子とヴァルキュリアがあんなに派手に戦っていたのに、アニメ本編では一瞬で終わってしまうなんて呆気なさすぎますね。
おわりに
久しぶりに極黒を観ましたが、やはり終盤の展開の速さが気になりました。原作を知っていると余計に気になります。原作を読んだことがない方は機会があれば原作を10巻まで読んでみてください。間違いなくアニメより原作の方が面白いです。
それでも、終盤に目を閉じてしまえば、極黒はかなり良い作品だったと思います。何度も長野県の聖地を拝むことができたのも満足でした。極黒のアニメは第10話で奈波が死ぬところまでは本当にいいペースでいい感じだった気がします。僕がこの間観た『デート・ア・ライブⅡ』みたいに全10話で終わってもよかったのでは…?