『処刑少女の生きる道』を初めて観た感想

処刑少女の生きる道_1

 

はじめに

2022年春アニメとして放送された『処刑少女の生きる道』(しょけいしょうじょのバージンロード)を全話視聴したので、今回はその感想について簡単に述べていきます。『処刑少女の生きる道』を観た方は内容を思い出してみてください。

 

第1話 処刑人

処刑人のメノウ

第1話でこの作品の世界観をかなり理解できました。日本からし異世界召喚が起こらない影響で、言葉も文字も日本語なのは便利ですね。そして、この男主人公はパッとしないキャラだなと思っていたら、なんとメノウに殺されてしまいました。主人公ではなくモブだったわけですが、前情報を持っていなかった僕にとってはかなり衝撃的でした。召喚された人間は危険だから根絶しないといけないのはわかりましたが、召喚された人達があまりにも可哀想でした。そして、メノウはもう一人の日本から召喚された少女を殺しに行きますが、たぶんこの少女はそう簡単には死なないのでしょう。

 

第2話 迷い人

処刑できないアカリ(左)

召喚された少女・アカリを騙してサクッと殺そうとしたメノウですが、時を操る力(時の純粋概念)でアカリは勝手に復活しました。そのため、召喚された人は誰でも殺せる儀式場とやらへアカリを連れていくことになりますが、たぶんアカリは死なないのでしょう。何をやってもアカリは死なないのだろうなと思いながらずっと観ていました。何も知らずに能天気なアカリが見ていて面白かったです。あと、メノウの後輩のモモは先輩愛が重くていいキャラだと思いました。百合は結構好きです。

 

第3話 禁忌の【赤】

メノウが大好きなアカリ

電車で儀式場に向かっていたのですが、テロリストが現れてしまいました。テロリスト達は普通に雑魚でしたが、テロリスト達が狙っていたアーシュナ殿下とモモが戦う羽目になったり、テロリスト達がまとまって赤い騎士になったりと厄介でした。最後には暴走した列車をメノウとアカリが協力して何とか止めることができましたが、アカリが一度時を戻したんじゃないかという考察になり、この作品は結構内容が深い気がしました。何が起こっているのか考えれば考えるほどよくわからなくなってしまいます。

 

第4話 古都ガルム

メノウのマスター・フレア

回想でメノウがフレアのもとで処刑人となったことが描かれましたが、フレアは今どこにいるのかなと思いました。生きているのでしょうか?儀式の準備に時間がかかるからまだアカリの処刑は行われず、メノウとアカリは街を観光することになりました。モモのメノウ愛もすごいですが、アカリのメノウ愛もやばいなと感じました。みんなメノウのことが好きみたいですが、僕もメノウが一番好きです。

 

第5話 さよなら

観光中のアカリとメノウ

儀式前に観光を堪能するアカリとメノウですが、あいかわらず何も知らずに呑気なアカリが見ていて面白かったです。そして、儀式が始まろうとしていた時、第1話から登場していたオーウェル大司教がなんと暴れだしました。どうやら大司教はアカリの時の純粋概念を奪って若返りたいみたいです。時の純粋概念を持ったアカリが召喚されたのはたまたまですが、この時のためにずっと準備をしていた大司教が怖すぎました。大司教はラスボス級の相手な気がしますが、第5話でもう戦うのかと思いました。

 

第6話 【回帰:記憶・魂・精神】

かなり時を巻き戻しているアカリ

10年前から悪いことを考えていたオーウェル大司教ですが、やっぱりラスボス感が強すぎます。そして、アカリが何周もこの世界をループしていることが確定しました。アカリには普段は記憶がありませんが、たまにループしていた時の記憶が蘇り、時の力を自由自在に使えるみたいです。どうして普段は記憶を封印しているのでしょうか...?そして、いつものアカリとメノウが協力して大司教に挑むことになりますが、大司教の「魔導が守ってくれたから大司教でよかった~」というセリフが面白かったです。大司教は何とか倒せましたが、アカリを殺すのはやはり難しそうです。メノウもアカリがループしていることに気付きましたが、アカリはメノウが思っている以上にループしてそうです。大好きなメノウに殺されるまで、アカリはループし続けるみたいですが、やっぱり愛が重いです。フレアはどうやら生きているみたいですね。

 

第7話 港町リベール

本当にメノウが大好きなアカリ

申請すれば旅費を貰える神官っていいなと思いました。僕もお金があれば、あちこちを旅したいです。メノウとアカリは港町リベールに着きました。メノウはアカリを眠らせてパンデモニウムと呼ばれている霧の牢獄へ流し入れましたが、やっぱり帰ってきました。アカリがまた覚醒しましたが、ピンチになると記憶が蘇る感じでしょうか。そして、裏で何かを企んでいそうなマノン・リベールがアイアンメイデンを使っていましたが、『C3 -シーキューブ-』を思い出しました。シーキューブ以上にアイアンメイデンを正しく使っていますね。

 

第8話 魔薬

なかなか死なないアカリ

リベールの街でも前みたいに素人の男達に襲われましたが、やはり雑魚でした。アカリが人質になっていましたが、よく考えたらアカリはどうせ生き返るので人質の意味がないですね。リベールでは魔薬というものが出回っているみたいですが、黒幕はマノン・リベールです。この女もやばそうな人でした。そのマノンの夜会にメノウとアカリは潜入していて、それを遠くから見て悔しそうにしていたモモが面白かったです。メノウもアカリのことを邪魔そうに思っていました。アーシュナ殿下もリベールの町に来ていましたが、お姫様は暇人なのでしょうか…?

第9話 夜会にて

ドレスを着ているメノウ

「こんばんは~!私は清く正しく強い神官です~!」って堂々と言っていたアカリが面白かったです。アカリを置いて調査をしようとしたメノウですが、どこにでも現れるアーシュナ殿下に見つかり、戦う羽目になってしまいました。本当にいつも急に現れますね。アカリもループしているという記憶が蘇ったみたいでして、いつもと異なるルートらしく困惑していましたが、メノウから離れて単独でマノンのもとへ向かいました。話がどのように終着するのか読めないです。

 

第10話 迷い人の娘

記憶があってややしっかりしているアカリ

未来の記憶があるアカリとメノウが一瞬会ってしまいましたが、この時のメノウが普通に寛容すぎて気づかれませんでした。前にフレアに「お前は禁忌じゃない」と言われたため、マノンは禁忌になりたかったのでしょうか。マノンに普通に勝てたと思っていたら、マノンの中から小さな女の子が出てきてびっくりしました。なかなかグロテスクです。この女の子を殺しても、中からまた同じ女の子が出てきてもう滅茶苦茶でした。この女の子はアイアンメイデンの中にいた女の子ですが、彼女はパンデモニウムの本体(?)らしいです。

 

第11話 万魔殿(パンデモニウム)

いつもピンチになってるメノウ

たくさん化け物を召喚するやばい女の子は万魔殿(パンデモニウム)という名前の人間らしいですが、例の霧の場所も霧魔殿(パンデモニウム)という名前が付けられたようです。パンデモニウムの喋り方も顔もいい感じに不気味ですね。頑張って死ぬ人を見るのが楽しいとか言っていましたが、オーウェル大司教と比べものにならないほどかなり性格が壊れていました。そして、パンデモニウム(のほんの一部)が霧から出られたのはアカリが何度も時を巻き戻してしまったからと判明しました。さらに、どうやら魔薬を服用した人間の数がパンデモニウムの命の上限みたいですが、最後にはパンデモニウムが生贄の命を全て使って巨大なムカデになりました。なかなか気持ち悪いですが、このムカデを倒せば、決着となりそうです。

 

第12話 ふたりの旅路

一人だと結構苦戦するメノウ

ラスボスはムカデみたいになったパンデモニウムでした。本当に気味が悪い見た目をしています。ムカデのパーツが町にも散らばってしましますが、アーシュナ殿下やアカリが対応してくれました。アカリは記憶があると結構強いです。時間が一回巻き戻り、最後はアカリとメノウが協力してパンデモニウムを制しました。しかし、パンデモニウムはもう一人まだ外にいますし、マノンは復活して、いろいろと今後も面倒そうです。マノンの復活のために使われた死体が第1話で死んだ彼でしたが、まさかここで役に立つとは思っていませんでした。そして、メノウとアカリはどんな純粋概念を持っていても殺せる塩の剣がある塩の大地への旅を始めます。一番最後にフレアが意味深なことを言っていましたが、続編があるといいですね。

 

おわりに

いろいろと衝撃的な展開が多い作品でしたが、第1話で主人公かと思っていた少年が殺されたのが一番の衝撃だったかもしれません。最終話で彼が活用されたので、彼もまた重要なキャラでした。

 

かなり話が進んだように見えて、実は原作の小説2冊分しか話が進んでいないみたいです。まだまだ物語は続くと思うので、続編があったらいいなと期待しています。