『BEATLESS』を初めて観た感想
- はじめに
- #1 Contract
- #2 Analog hack
- #3 You’ll be mine
- #4 Automatic world
- #5 Tools for outsoucers
- #6 Higgins village
- #7 Boy meets pornography
- #8 Awakening of sleeping beauty
- #9 My whereabouts
- #10 Dwellings and surroundings
- #11 Dystopia game
- #12 Slumber of human
- #13 The Prayer Within
- #14 An Answer to Survive
- #15 Edge Line
- #16 Plus One
- #17 A Reason of Our Own
- #18 Protocol of Love
- #19 Paper Tiger
- #20 Our Errored World
- #21 Higgins' silo
- #22 Pygmalion
- #23 Beatless
- #24 Boy Meets Girl
- おわりに
はじめに
友人からこの『BEATLESS』を勧められたので、1週間ぐらいかけて視聴してみました。この作品のことはタイトルすら把握していなかったため、どのような話なのか全く知りませんでした。そのため、純粋な気持ちで観ることができたと思います。
今回の記事では『BEATLESS』を初めて観て感じたことを述べていきます。各話ごとに短く述べていきますが、BEATLESSを観たことがある人は内容を思い出してみてください。
#1 Contract
他の人達と異なり、アラトがhIE(人型ロボット)を大切に思っていることが第一話からよくわかりました。そして、後半から激しい戦闘が始まったのでびっくりしました。『プラスティック・メモリーズ』のような穏やかな作品だと予想していたのですが、結構戦う作品なのでしょうか?あのおばさんのhIEが可哀想です。それよりも、あの虫みたいな花びらが気持ち悪すぎませんか?
#2 Analog hack
フレンチトーストが食べたくなりました。今度作ってみたいです。第1話では激しい戦闘が行われましたが、第2話は主にレイシアがモデル活動をして終わりました。この作品はたまに戦闘をするけど日常も多めな作品なのでしょうか?第2話まで観て、hIEに対する眼差しが厳しい人が多いことがよくわかりました。これはおそらく作中を通して言及されるのでしょう。
#3 You’ll be mine
急にレイシアが誘拐されて驚きましたが、誘拐犯はまさかの第2話でレイシアに触れて警察に追い出されていた人でした。hIEが人を殺してもその責任を取るのはオーナーだというのは理不尽な話ですね。紅霞がやってきて割とすぐ帰って有耶無耶になりましたが、あの誘拐犯の男はどうなったのでしょうか?
#4 Automatic world
友人のケンゴがテロリストになってしまいました。正直紅霞一人で襲撃した方が良かったのではと思いましたが、友人がテロに参加して主人公のアラトが友人を救いに行くという構図はかなり盛り上がりました。この第4話から『BEATLESS』は面白いなと思い始めました。毎話感じていますが、レイシアは何でもできてすごいですね。
#5 Tools for outsoucers
スノウドロップもやってきてさらに盛り上がりました。本当にあの花びらは気持ち悪いです。苦手な人は正直見ていて苦痛なのではないでしょうか?抗体ネットワークの理念復唱を見て、将来こんな感じのブラックっぽい会社には入りたくないなと思いました。ケンゴは死ぬのかなと思いましたが、無事に帰れて良かったです。もう立派な犯罪者になってしまいましたが・・・。
#6 Higgins village
新キャラのhIEのメトーデが動き出しましたが、声を聞いてこのキャラが一気に好きになりました。見た目もレイシアよりメトーデの方が好きですが、やっぱり声がいいですね。友人の妹・紫織はなんと主人公のことが好きだということが示されましたが、この紫織にメトーデが接触してきたので、また何か大きな話が来そうです。
#7 Boy meets pornography
レイシアの撮影が滞りなく行われると思いきや、いつの間にかメトーデが現れて撮影場所がめちゃくちゃなことになってしまいました。第3話の紅霞も第7話のメトーデも割とあっさりと帰っていったのですが、彼女たちはレイシアと遊ぶために来たのでしょうか…?
#8 Awakening of sleeping beauty
転校生のエリカが難しい話を始めて、モブの女子達が話についていけなくなったのが面白かったです。僕も注意して聞いていないとついていけなかったのですが・・・。アラトが自分のことを自分でちょろいと言っていましたが、確かにちょろいと思います。何回もちょろいと言っていたのは個人的にくどく感じましたが、今後もちょろいというセリフは何回も使われていきます・・・。そういえば、hIEのマリアージュの見た目も結構好きです。
#9 My whereabouts
空港で激しい戦いが行われ、これまた面白かったです。メトーデとレイシアの戦いに紅霞も参戦してきて、ワクワクしました。メトーデが悪人っぽくて紫織が可哀想になりました。死ななくて良かったです。それでも、やはり一番好きなキャラはメトーデですね。目つきと声がいい感じです。
#10 Dwellings and surroundings
大量の借金を抱えてしまったアラトですが、あっさりと数百万円を用意してくれるお父様が聖人すぎます。僕が訪れたことのあるつくばがhIEの街になっていたのには驚きました。このつくばでも何か起きそうと思っていましたが、急にhIEが飛び降りたり黒幕の渡来が接触してきたりとまた何か大きな事になりそうです。
#11 Dystopia game
一気にゾンビアニメとなりました。ゾンビになったのは人じゃなくてhIEですが、人がゾンビになった場合よりも見た目が不気味な気がしました。何を考えているかわからないスノウドロップもある意味不気味です。アラトが車でショッピングモールに入店したのはちょっと面白かったです。不利になると一気に焦りだす渡来も面白かったのですが、最後死んでしまったのが意外でした。渡来がラスボスではないのか…?
#12 Slumber of human
26が飛びましたと横からひょっこりツッコミを入れるレイシアが可愛かったです。物語が始まる発端となった渡来ですが、前回死んでしまったのになんと今回も出番がありました。私が倒れるかもしれないと仰っていましたが本当に倒れてしまいましたね。渡来が長々と話していましたが、ここから先の未来を見ることができないので、この渡来も可哀想になってきました。ラスボスになれる素質があるのに途中で退場なんて…。そういえば、メトーデのオーナーは渡来や紫織から遼になりましたが、メトーデの出番は今後も多そうなので嬉しいです。
#13 The Prayer Within
もしかしてまたケンゴはテロリストになるのかと思いましたが、どうやら代わりに紅霞が襲撃してくれるみたいです。公安にマークされていると言っていましたが、そんな不安な状況の中でよく何事もないように学校に行けますね。
#14 An Answer to Survive
完全に紅霞回でした。エリカの言う通り、これを渡来に見せてあげたかったですね。スノウドロップのことはクソガキ扱いしていましたが、お姉様のレイシアが何も言ってくれなくて少し悲しそうにしていたので、紅霞はおそらくレイシアのことを本当に愛しているのではないでしょうか。また破壊されてしまったミコトも可哀想ですが、まさか第14話で紅霞が退場することになるとは最初は想像していませんでした。まだ10話も残っているのに・・・。
#15 Edge Line
ようやくテロリストのケンゴが捕まりましたが、アラトはケンゴを助けるべく行動します。まさかここであの誘拐犯の男が再登場するとは思っていませんでした。まだ出番があったのですね。そして、レイシアが実は裏でいろいろと行動していたことをアラトは知っていきますが、そのおかげでケンゴとは異なりアラトは捕まっていないわけです。レイシアは優秀ですね。アラトさん、警察を放置して勝手に出かけるのはさすがにまずいのではないでしょうか。
#16 Plus One
スノウドロップが暴れだしますが、それよりも今回はレイシアの恐ろしさが印象に残りました。遼によってレイシアの目的や正体が明らかになりますが、レイシアはそれでも態度を崩しませんし、アラトに「嘘だろ?」とか「僕はもうついていかない」みたいなことを言われても笑顔を崩さなかったレイシアは怖かったです。今までのレイシアは本当にレイシアなのか、そもそもどこまでがレイシアなのかと戦慄しました。今回の話でさらにBEATLESSが面白くなった気がします。
#17 A Reason of Our Own
人間を容赦なく殺していくスノウドロップが怖すぎます。監禁されたアラトですが、あっさりと外に出ることができ、紫織やユカから励まされて、再び戦地へと赴くことになりました。バカとかちょろいとかよく言われるアラトですが、バカならバカなことをしてもいいよなと開き直りました。ここからアラトのターンが始まりそうです。
#18 Protocol of Love
アラトはレイシアのところに戻ってきました。やっぱりレイシアを信じたいアラトですが、ジャンプ力がすごかったです。スノウドロップがいつの間にかやられていましたが、やられるところは正直見たかったです。メトーデはスノウドロップを止めることはできましたでしたが、レイシアの策略には敵いませんでした。メトーデが弱いのではなくレイシアがいろいろと有能すぎるので仕方ないです。火力だけならメトーデは最強のはずなので・・・。
#19 Paper Tiger
ケンゴが捕まっているのに大丈夫そうな妹のオーリガちゃんを見てホッとしました。そういえば、出番が無いから忘れていましたが、ケンゴは結局捕まったままなのですね。そう思っていたら、アラトも指名手配されてしまいました。ここから一気に最後の戦いまでいってしまうのでしょうか。とてもワクワクします。
#20 Our Errored World
ケンゴも関わっていた抗体ネットワークの上層部にあのハゲのおじさんもいたことには正直驚きました。BEATLESSはその場限りのモブが忘れた頃に再登場することが結構ありますね。あんなおじさんだらけの空間にずっといたら、エリカは息苦しくて倒れてしまうでしょう。そういえば、マリアージュは戦わないのでしょうか・・・?何度も名前が出ていた超高度AIヒギンズですが、とうとうその見た目が明らかになりました。紅霞の量産型も現れましたし、ワクワクが止まりません。
#21 Higgins' silo
ついにアラトとレイシアもヒギンズのもとへ向かい始めました。遼はヒギンズの所にいますし、量産型紅霞もメトーデもスノウドロップもやってきて、本当に最後の戦いが始まった感じです。レイシアを倒そうとするメトーデですが、なかなか目的を達成できませんね。メトーデは主人公側ではありませんが、どうしても応援したくなってしまいます。
#22 Pygmalion
マリアージュが動き出したと思ったら、すぐに終わってしまいました。そして、中継が再開するまでの繋ぎとして渡来の動画が使われていたのはとても面白かったです。とっくの昔にお亡くなりになったのにまだ登場するのですか。しかし、今起きていることを見られなかった渡来がまた哀れですね。この物語の発端は渡来でもあるのに・・・。メトーデとレイシアがまた戦いますが、何回もレイシアの手に引っかかってしまうメトーデがかませキャラに見えてきて辛くなってきました。スノウドロップの姿、一体どうなっているのでしょう・・・?
#23 Beatless
鳥みたいになったスノウドロップですが、羽もまた虫みたいに動いていて気持ち悪かったです。スノウドロップがやられるのは何とも思いませんが、メトーデがやられてしまったのは悲しかったです。物語の序盤の頃はめちゃくちゃ強そうだったのに、いつからあんなかませキャラに成り下がってしまったのでしょう?まだ量産型紅霞とか遼とかヒギンズとか残っているのにあと一話で終わるのでしょうか・・・?
#24 Boy Meets Girl
レイシアにはできないことを成し遂げたアラトを見て、成長したなあと感じました。マリアージュが最後まで激しい戦いをすることはありませんでした。メトーデがまだ生きててよかったと思っていたら、とうとうスノウドロップに捕食されてしまいました。そして、そのスノウドロップも無事討伐されましたが、一番不遇なのはメトーデなのではないでしょうか?紅霞は味方になってくれた量産型紅霞のおかげでまだ待遇が良い気がしますし、僕のお気に入りのメトーデは捕食されて終わりというのは無念でした。ケンゴも釈放されて、アラト達はまた仲良くなって、死んでしまったと思われたレイシアも戻ってきてめでたしめでたしといった感じです。私はもうおしまいだと言っていたレイシアが戻ってきた理由はわかりません。なぜでしょう。
おわりに
僕のお気に入りキャラトップ2のメトーデとマリアージュが不遇だった点は不満ですが、その点を除けば『BEATLESS』はかなり満足できる作品でした。
話の内容がやや難解でしたが、何とかついていけましたし、作品のテーマにきちんとした一貫性があって良かったです。最終回まで観通して正解でした。そして、やはり戦闘の場面が見ていて楽しかったです。そして、レイシアはいろいろと恐ろしかったです。
最後のレイシアがどのような存在なのかは視聴者の皆さんのご想像にお任せとのことらしいです。よくわかりませんが、レイシアはやっぱり噓つきだったってオチでもいいですよ。ちなみに、僕はメトーデの復活を待っています。次はメトーデを主役にした物語を作ってほしいです。