『C3 -シーキューブ-』を久しぶりに観た感想
- はじめに
- 第一章 「布団に移るものを知らない」
- 第二章 「どこに、なにを、なにか」
- 第三章 「彼らの温度の二律背反」
- 第四章 「夜には母親と抱き枕を」
- 第五章 「たとえ呪われても」
- 第六章 「球形硝子に似て脆弱な」
- 第七章 「予見者の眼に映らない」
- 第八章 「逃れ得ぬ呪いのような」
- 第九章 「帰還者は何処か不思議な」
- 第十章 「嗜虐者は何処にもいない」
- 第十一章 「狂信者は何処かにいる」
- 第十二章 「超越者は何処にでもいる」
- おわりに
はじめに
最近『C3 -シーキューブ-』を久しぶりに視聴したので、今回の記事では改めて観て感じたことを述べていきます。シーキューブを観たことがある人は内容を思い出してみてください。
ちなみに、僕は数年前にシーキューブを初めて視聴し、その後原作のライトノベルを全巻購入して読みました。そのため、原作の知識を得た状態での視聴となり、いろいろと新しい発見があったような気がします。
第一章 「布団に移るものを知らない」
夜中に立方体から人の姿になって煎餅泥棒をするフィアですが、どうしてもっと早く人の姿にならなかったのでしょう・・・寝てたのかな?そして、夜知家の被害総額が気になりました。春亮君優しすぎます。第1話はほのぼのとした感じでしたが、このアニメはほのぼのアニメではありません・・・。
第二章 「どこに、なにを、なにか」
第2話の後半辺りから一気に雰囲気が変わりました。ビッチビッチとうるさい女がやってきたせいです。本当にビッチばかり言っていました。そして、本能が出て低くなったフィアの声を聞いて声優さんの凄さを感じました。さすが田村ゆかりさんです。ガスマスクをしている理事長ですが、ガスマスクの理由は原作の後のエピソードで明らかになっています。
第三章 「彼らの温度の二律背反」
本気を出したフィアとビッチ女の戦いは、観ていてとてもワクワクしました。狂った者同士の戦いなので本当に凄まじいです。フィアが召喚したアイアンメイデンや車輪、ギロチンが思っていたよりも大きくてびっくりしました・・・(原作を読んでいた時はこんなに大きいものだとは思い描いていませんでした)。あと、おんぶされるフィアが可愛かったです。春亮君はたぶんかなり運動神経が良いのでしょう。
第四章 「夜には母親と抱き枕を」
回想で死亡したことが触れられるマミーメーカーが可哀想すぎました。実は原作の後のエピソードでマミーメーカーの出番はあるのですが・・・。ビッチ女が憎すぎますが、敵としてはかなりいいキャラなので、戦闘シーンは毎回見応えがあります。4話分使っても原作1巻のエピソードが終わらないって、結構ゆっくりですね。
第五章 「たとえ呪われても」
せっかく人質として委員長さんを手に入れたのに、その委員長さんは装備している道具の影響で絶対に死なないというオチでした。マミーメーカー助けてくれぇぇぇーってマミーメーカーは私が殺しちゃったぁぁぁって後悔しているビッチ女は無様でした。最初のエピソードからアイアンメイデンが使えなくなりましたが、結構有名な道具を一番最初に切り捨ててしまったのでもったいないなと思ってます。
第六章 「球形硝子に似て脆弱な」
校内で人が次々と倒れるって校内どころか全国的にニュースになってしまいそうです。しかし、確かあの理事長はかなりの権力者だったので情報の操作は容易いのでしょうか?
第七章 「予見者の眼に映らない」
白穂とサヴェレンティの入れ替わりを考えた作者はすごいなと思っています。どうせ死なないからととりあえず刺される委員長さんの扱いが悪すぎますね。この委員長さんは原作のいろいろなエピソードでレ〇プされていました。あと、今度ロールキャベツを作ってみたいなと思いました。
第八章 「逃れ得ぬ呪いのような」
演技とはいえ久しぶりに声が低くなったフィアを観て嬉しくなりました。物語の本筋に反してしまいますが、フィアは狂ってた方がかっこよくていいなと思っています。エクセター公の娘もやはり大きかったです。第三章の前半と第八章の前半は僕の中でお気に入りです。
第九章 「帰還者は何処か不思議な」
新キャラの黒絵の小倉唯ボイスもいいですね。そういえば春亮君の家って呪いが解ける場所だったなと思い出しました。アリスという変な女の人がやってきましたが、すぐに帰っていったのがちょっとシュールでした。この作品で一番面白いキャラは漸音さんかもしれません。どの作品にも言えますが、日常シーンはやっぱり心が落ち着きますね。シーキューブはフィアがいろいろな道具を使って戦うので一応戦闘シーンも面白くて好きです。
第十章 「嗜虐者は何処にもいない」
死体が箱型って恐ろしすぎませんか・・・?この作品はグロテスクなシーンはあまり映しませんが、裏では結構悲惨なことが起きています。そして、我慢ができなくなって自分の身体を傷つけだす委員長さんがまた可哀想でした。原作者の脳内は一体どうなっているのでしょう。
第十一章 「狂信者は何処かにいる」
お前が犯人じゃないのかと疑われてもいつものペースを崩さない黒絵の貫禄感がすごいです。春亮君の家に侵入者が来るのはこれで何回目でしょう・・・?委員長さんが怪我するのもいつも通りのことになってしまいました。原作者はとりあえず毎回委員長さんを傷つけておこうって考えていたのではないでしょうか。バスティーユの彼はなかなか便利な道具ですが、副作用があるので欲しくはなりません。
第十二章 「超越者は何処にでもいる」
久しぶりに凄まじい戦いが繰り広げられました。毎回いろいろな道具が使われるので、シーキューブの戦闘シーンは本当に見応えがあるなと感じました。本当は狂ったフィアが見たいのですが、十分いい戦闘をしているのでもう我慢します。話の尺の都合とはいえ、アリスに逃げられて終わりというのは中途半端な気がしました。あと、委員長さんがまた酷い目にあっていました・・・もうやめてあげてください。
おわりに
僕の記憶以上に戦闘の見応えがあったので、かなり満足しました。また、原作の知識を身につけていたため、最初に観た時には気づかなかった点にたくさん気づくこともありました。ただ、アニメでは説明不足なところもあったので、過去の自分を含めて原作を知らない人には少し不親切だなと思いました。
僕はこのシーキューブが結構好きですが、オススメできるかと言われたら悩みます。これはたぶん人を選ぶ作品です。進んで人に勧めることはしませんが、もしシーキューブを観たことがある人がいたらかなり嬉しいです。アニメでは話が中途半端に終わってしまったので続編が欲しいのですが、もう無さそうなので残念です・・・。